セルフケアを助けるツール
歯ブラシにプラス!セルフケアを助けるツールのご紹介
歯と歯の間や奥歯の後ろなど、どうしても通常の歯ブラシだけでは歯垢を取り除きにくいところもあります。歯ブラシを助ける道具もいろいろあるので、みがき残しゼロ!を目標に上手に利用しましょう。使い方やご自身に合ったものを、当院でアドバイスいたします。
デンタルフロス

切って使うタイプと柄のついたタイプがあり、歯と歯の間の歯垢を取るために使います。歯ぐきを傷つけないように、前後にゆっくり動かしながら歯と歯の間に入れ、歯の側面をこすりながら、前後左右に2~3回動かします。
歯間ブラシ

歯のすき間が広い場合に使います。すき間の広さに合わせて、少し抵抗があるくらいのものを選びましょう。ゆっくり歯と歯の間に入れ、前後に2~3回動かします。歯ぐきを傷つけないよう鏡を見ながら使うと良いでしょう。
電動歯ブラシ

歯ブラシ自体が振動して、短時間で効率的に歯垢を除去できるのが電動歯ブラシ。最近は、音波歯ブラシや超音波歯ブラシ、イオン式音波歯ブラシなど、ブラシの振動数や回転数が1秒間に160万回という電動歯ブラシも登場しており、使用法や効果にそれぞれ特徴があります。
部分みがき用歯ブラシ(ワンタフトブラシ)

ブラシの毛の束が小さく、みがきにくい部分をピンポイントで歯垢を取るために便利な歯ブラシです。毛の束の形によって、歯と歯の間用、奥歯の後ろ用など、いろいろな種類があります。
歯みがき剤

歯みがき剤には、フッ素や殺菌作用のあるもの、歯垢を取り除く効果やつきにくくする効果など、むし歯や歯周病予防のためのさまざまな成分が配合されているものがあります。ペースト状が一般的ですが、クリームタイプやジェルタイプ、液体タイプなどの製品も市販されています。
洗口剤(マウスウォッシュ)

適量を口に含んですすぐことで、お口の中をきれいにするのが洗口剤です。殺菌作用のある成分が含まれているものは歯周病やむし歯の予防、口臭予防の効果も期待できます。含まれる成分によって効果が異なるので、お口の状態やライフスタイルに合わせて選びましょう。
歯垢を取り除く基本は、やはりブラッシング。ただし、ガムを噛んでから歯をみがくと、ブラッシングより、歯垢が取り除きやすくなった、という調査結果もあります。
最近はキシリトールなど、むし歯にならない甘味料や歯周病対策に有効な成分が入った「機能性ガム」もいろいろ市販されています。そうした成分に加えて、ガムを噛むと唾液がよく出るようになるので、歯垢がつきにくくなる効果も期待できます。
機能性ガムに歯ブラシをプラスした歯みがき習慣を目指したいものですが、忙しくて歯ブラシもままならないときは、せめて機能性ガムを利用してはいかがでしょう。